アメリカに旅行するときには、ESTAという電子渡航認証システムの取得が必要となります。
アメリカ本土ではありませんが、ハワイでもESTAの取得が必要です。

でもいざ取得しようとしても、こんなことで迷ってしまいませんか。

  • 英語や日本語など色々なページがあるけど、どこで取得すれば良いか
  • 英語が苦手だけど、取得代行のサービスで頼んだ方が良いか
  • 家族連れの場合は全員分取得するのか
  • 飛行機の座席がない赤ちゃんは取得するのか

など

この記事ではこんな疑問に答えながら、英語が苦手でも自分で申請するための手順を紹介します。
私は学校で英語を勉強しただけの一般的な日本人ですが、ESTAは毎回自分で申請できており、またトラブルになったこともありません。

この記事をでははじめにESTAの基本的な考え方や気になるポイントを説明した上で、申請画面の画像を交えて具体的な手順を紹介します。
読み終えた頃には、もうESTAで迷うことはないでしょう。

ESTAで気になるポイント

ESTAはなぜ必要?

海外旅行などでその国に入国するとき、通常はビザと呼ばれる許可証が必要となります。

ビザを取得するには、その国の大使館や領事館に行って手続きをするケースが多いです。
しかし、海外旅行などでこの手続きをすると、旅行する側だけでなく発行する側も審査などで人手がかかって大変です。

そこで自国にとってある程度の信頼がある国に対しては、ビザを免除したり簡易的な審査で入国の許可証を発行する場合があります。

アメリカにおける簡易的な審査がESTAにあたります。

ハワイでもESTAは必要?

冒頭で紹介したように、アメリカ本土ではありませんがハワイでもESTAが必要となります。

なおESTAが適用される条件は、90日以下の滞在に限ります。
ハワイ旅行で90日を超えるケースはあまりないと思いますが、一応おさえておきましょう。

いつまでに取得する?

取得から2年間有効なので、旅行期間にかかるように取得しておきます。

手続きはすべてインターネットで完結して、特に問題がなければ1日程度で取得できます。
ただ何かの原因で取得に時間がかかる可能性もありますので、旅行日程が決まった段階で取得しておくことをオススメします。

なおESTAの取得には費用がかかります。
もし2年の間に複数回アメリカに滞在する可能性がある場合は、取得時期をうまく調整して1回の申請で済ませることは可能です。

費用はいくら?どうやって支払う?

2020/02時点で費用は14ドルです。
これは一人あたりの金額なので注意してください。

支払いはVISAやmastercardなどのクレジットカードか、PayPal(ペイパル)というサービスに対応しています。
私は通常PayPalを利用していますが、特に問題が生じたことはありません。

以前取得したときの有効期限を確認したい

パスポートが手元にあれば、公式サイトで番号などを指定して有効期限を検索できます。

なおパスポートの期限が切れると、ESTAの期限も同時に切れます。
前回のESTA申請後にパスポートを更新している場合は、新たにESTAの取得が必要です。

家族で旅行する場合に全員分必要?

ESTAは個人に紐づく許可証なので、家族全員分の申請が必要です。
またその分の申請費用を支払います。

飛行機の座席がない赤ちゃんも必要?

赤ちゃんも申請が必要です。
パスポートが必要になるのと同じイメージですね。

本当に申請できているか不安

前述の通り、パスポートが手元にあれば、公式サイトで番号などを指定して有効期限を検索できます。
申請時にメールで通知された番号(ESTA Application Number)で検索することも可能です。

ESTAはどうやって使う?

基本的にESTAを提示したり入力したりすることはありません。
(入国審査などでパスポートを提示する際に自動でチェックされる)

私は一応プリントアウトして持って行ってますが、これまでに使ったことはありません。

英語が苦手だけど取得代行を使うべき?

取得代行を頼むと、代行費用が発生します。
自分で簡単に申請できるので、あまりオススメはしません。

↓で実際の申請画面を使った申請方法を紹介しています。

ESTAの申請方法

事前に用意するもの

申請の前に以下を用意しておきましょう。

  • パスポート
  • クレジットカードまたはPayPalアカウント
  • 連絡用のメールアドレス
  • ホテルなど滞在先の住所と電話番号
    ※この記事ではハワイのアウラニ・リゾートを例に挙げています
  • 両親の氏名(特に配偶者の申請も一緒にする場合)

申請の流れ

  1. 公式サイトにアクセスする
    https://esta.cbp.dhs.gov/
    心配な方は検索エンジンやアメリカ大使館の公式サイトなどから遷移してください。
    「.gov」がアメリカ合衆国の連邦政府と地方行政機関が使用している信頼性のあるドメインなので、それ以外のサイトに誘導された場合は不正なサイトの可能性があるので注意してください。
  2. 言語を日本語に変更する
    入力項目や説明文などを日本語で表示できますが、入力する内容は英語の必要があるので注意してください。
    ESTAの申請01
  3. 新規に申請を開始する
    個人またはグループ(家族など)を選んで、注意事項などが表示されたら同意して先に進みます。
    ESTAの申請02
  4. グループの場合は、この申請の代表となる人の連絡先を入力する(個人の場合は6に進みます)
    この後メールアドレスが正しいかの認証が行われます。
    画面の指示に従ってメールを送り、受信したメールに記載されている確認コードを入力します。
    ESTA申請03
  5. グループ情報のページから新規に申請する
    ESTA申請04
  6. 申請者の情報を入力する
    基本的には英語(ローマ字)で入力すれば問題ないはずです。
    パスポートに記載された情報を入力する場合は、完全に一致するように注意してください。
    ESTA申請05
    ESTA申請06
  7. 個人情報を入力する
    ESTA申請07
    ESTA申請08
  8. 緊急連絡先を入力する
    日本国内にいる家族などで良いでしょう。
    ESTA申請09
  9. 滞在先を入力する
    これはハワイにあるアウラニ・リゾートの例です。
    ホテルのホームページなどで確認しましょう。
    ESTA申請10
  10. 適格性の質問に答えるなどして、最後に申請内容の証明に同意する
    家族分の申請の場合(入力している申請者本人ではない)は、下にもチェックします。
    ESTA申請11
  11. 申請を完了する
    あとは入力した内容の確認や最終の本人証明などで特に迷うことはないと思います。
  12. グループの場合、6から11の手順をグループ(家族)の人数分だけ繰り返す
    最初の画面に戻りますので、同じ手順で進めます。
    ESTA申請04
  13. 費用を支払う
    「今すぐ支払う」ボタンからクレジットカードまたはPayPalアカウントで支払いを完了します。
    あとは承認がおりるのを待ちますが、メールなどで通知は来ませんので1日程度待ってから公式サイトで確認しましょう。「既存の申請を続行する」から確認できます。
    申請時にメールで通知された個人またはグループのIDと申請者の情報を入力して検索します。
    ESTA申請12